旧 のり部屋

前に使っていたブログです。

父(宮尾 與男)の本「きのふはけふの物語 全訳注」が発売されました!

      2016/05/07


先日の2月11日に父(宮尾 與男)の本が発売されましたー!!

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「きのふはけふの物語 全訳注」

という本です。
講談社学術文庫からの発刊となります。

Amazonを見てみると・・・

キラーン!

1
新着」!!!

良いですね~^^

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特徴

これって近世初期の笑話集なんですが、現代の人にも楽しめるようになっています。

それは

  • 昔ながらの文体による文章
  • 現代語訳
  • 語注
  • 観賞

という構成。

自分なんかもそうなんだけど、「昔ながらの文体」で書かれててもさっぱりわからないんです。
「ま~、こんな感じの意味??よくわかんないけど」くらいです。
意味も正直分かんないし、何のことを指しているのかもわからない。

でもね、これは一味違うんですよ。

例えば最初の話の最初だけ見ると

【昔ながらの文体による文章】

むかし、天下をおさめ給ふ人の御内に、ばうじゃくぶじんなる~~

【現代語訳】

昔、天下を治められる将軍の御家中に、身勝手な行動をする~

【語注】

むかし・・・近世以前の時代
天下をおさめ給ふ人・・・足利尊氏が室町幕府を治めてから十五台足利義明までの将軍達
ばうじゃくぶじん・・・「ばうじゃくぶじん」は傍若無人

【観賞】

下剋上の時代 寄せ集められた家来は田舎者が多く洛中の土地やいえいえの身分なども心得ていない。 将軍の陣地にと選んだ屋敷が天皇の住む皇居であることも知らない。この無知さ加減が笑いとなる

となっています。

最初の一文だけだけど、普通に分かるよね。
【語注】で言葉の意味も分かるし、【観賞】で時代背景やその時の感覚がわかる。

これが234話書かれている。

234話自体はすごい数だけど、1話は元の文章から観賞まで含めて2~3ページ。
1話自体はとても短いのが多いです。

内容紹介

内容はこちら

近世初期に成立した笑話集。古活字版、整版、書写本など、さまざまな形で庶民に浸透し楽しまれた噺の数々。「仮名草子中一、二のベストセラー」とも推測され『醒睡笑』にも引き継がれた笑話には、当時の民衆の笑いの感覚が表れている。
身近にいる「うつけ」者の噺、艶笑・男色の噺、尾籠な噺から信長・秀吉が登場する噺まで、無名の人々の手になる作品集成。

背表紙

あまり背表紙の画像って本では少ないですよね。 紹介とか重要な事書かれているのに。
なので勝手に載せちゃいます(笑)

IMG_0168_R

(載せてみて気付いたけど内容紹介と同じでしたね・・・。)

帯も

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醒睡笑

紹介文で「『醒睡笑』にも引き継がれた」とありますが、この「醒睡笑」も父が本にしています。

→ 『父の本「醒睡笑 全訳注」が発売されました!
(以前のブログに書いた記事です)

醒睡笑は昔からある話だけど、以前ブログに書いた時にフォロワーさんから「醒睡笑知ってます!」と言われて「若い子なのに珍しい」と思っていたら「テストの問題として出てきました」という。 実はかなり有名な本・お話。

内容

江戸期を代表する笑話集、これまで未刊だった版本の全訳注が登場。落語の原点がここにある。

誓願寺法主の安楽庵策伝が江戸初期に編纂し、板倉重宗京都所司代に献呈した笑話集。うつけ・文字知顔・堕落僧・上戸・うそつきなど、多様な庶民の登場人物がつくる、豊かな笑いの世界。のちの落語、近世笑話集や小咄集に大きな影響を与えた。慶安元年版・全8巻42章311話の翻刻文に、現代語訳、語注、鑑賞、解説を付した、はじめての書。

となっています。

というわけで

「きのふはけふの物語 全訳注 (講談社学術文庫)」

よろしくお願いします!^^

著者紹介

最後に一応書いておきます!

宮尾 與男 ・・・wikipedia
1948年生まれ。日本大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。日本文学研究者。日本近世文学会委員を歴任、現在、夕霧軒文庫長。
著訳書に『元禄舌耕文芸の研究』『上方舌耕文芸史のの研究』『上方噺の会本集成』『醒酔笑 全訳注』など。

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